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フォーメーションの特性理解する!【5バック編】

こんにちは!タクサカを見ていただきありがとうございます。

今回はサッカーにおけるフォーメーションの役割について書きたいと思います。以前チームの色について記事を書いたと思うのですが、今回もそれに似たような感じになります。さて、現代ではサッカーには多くのフォーメーションがあります。4バックもあれば3バック、5バックなど多種多様なものがあります。

皆さんは各フォーメーションの特性を理解していますか?もちろんフォーメーションと言っても、選手の能力により発揮される力は違うので予想できません。しかし、ある程度フォーメーションによる強さ、弱さはあります。今回はそんなフォーメーションの役割について書きたいと思います!



けれど全部のフォーメーションについて書き出したらキリがないので、今回は2つのフォーメーションについて書きたいと思います。

さて今回紹介する陣形は5-4-1と5-3-2です。どちらも5バックではありますが大きく異なると僕は考えています。まず5バックの特徴で1番理解しないといけない点があります。それは、、、

縦に強いということです。

どういうことか?実際に図を使って説明したいと思います。

図1のように5バックに対して、多くても3人のFWがいたとします(SHが中にいる場合があるかもしれませんが今回は省きます)3人FWがいたとしてもボールは一つしかないので1人にしかパスが入る可能性しかありません。

例えば図2のような場面、FWの1人がパスを受けようとします。

これに対して、赤のDFは迷わずインターセプトを狙うことができます!それは、DFが1人が前に出たとしても4人のDFがいるからです。また迷いなくプレスに行けるので多くの場合バックパスを選択させることができます。

これが5バックの強みだと僕は考えています。さてこれをふまえて、5-4-1の 5-3-2違いについて書いていきたいと思います。

二つの大きな違いはボールの奪い方です。

・誘い出す5-4-1

・追い込む5-3-2

というイメージですかね 笑 あくまでも個人の見解です。

ボールの奪い方に違いが出るのはFWの人数の問題です。

5-4-1 特性

5-4-1はFWが1人しかいないので図3のように中盤の選手がプレスをサポートしなければなりません。

この時、攻撃側は前回書いた止める役割の関係性を作れなければ図4のように5バックの餌食になります。

つまり、中盤が前に出たからと行って無理やりパスを通すとDFにインターセプトされてしまうということです。

特にDFからのパスをFWに通そうとすると時間がかかり、それだけインターセプトを狙いやすくなります。

これはサイドでも同じような状況になります。

つまり、パスコースを空けて誘い出されているのです。

そんなの止める役割を使えばいいじゃんって思うと思いますが、これが中々できないんです。最近は意味なくDFラインに落ちてきてしまう選手が多いんです。そのため中々関係性を作れず突破できない場合が多いと感じています。

これが5-4-1の大きな特性だと僕は考えています。

5-3-2 特性

一方、5-3-2は追い込み型です。5-4-1とは違いFWが2人いるためプレスがかかりやすくなっています。

図6のように5-3-2はピラミッドのような形になっていて、中へのパスコースが無いような状況になっています。

こうなると、攻撃側は自然とサイドから攻撃しようとします。なぜならサイドにスペースがあるように感じるからです。

では、実際に相手を置いてみます。

攻撃は4-4-2を想定します。

立ち位置は図7のようになります。見てわかるように、このままのポジションでは攻撃側はサイドに展開するのが妥当だと思います。

しかし前述したように、1v1の状況への縦パスに対しては5バックは強いので、図7の攻撃は5バックの餌食となってしまいます。

もう少し試合のイメージに近づけるとしたら、2人FWがいるので、攻撃側はビルドアップに安定感をもたらしたいので、3バック化するのが多いパターンでしょう。図8参照

しかし3バック化しても、後ろでボールをもてるようになるだけで、ビルドアップとしては微妙な状況になります。

上記で5-3-2は追い込む形と説明しましたがそれについて説明しときます。

図9のように3バック化することでボールをもてるようになり、攻撃側は横にボールを動かすと思います。それに対して5-3-2の中盤は横にスライドする形になります。

3枚のスライドが間に合う場合、攻撃側はリターンパスを選択し、逆サイドに展開する場合がほとんどです。図10参考

こうなった場合、人の移動よりボールの移動の方が速いので、3枚のスライドが遅れます。

その時に5バックが機能します。

3枚が遅れた場合、逆サイドのDFが前に出ることで3枚の遅れをリセットさせます。

つまり、3枚のスライドする時間を創り出すということです。

これにより、攻撃側崩し方のイメージが無い限り無意味なロングフィード、または後ろでボールを動かすという状況が繰り返されます。

また、これが厄介な点でボールを持たされると変に焦ります。そのため、相手の中盤3枚がスライド間に合っている方に無理やり突破しようとします。

これが5-3-2の大きな罠です。気づかないうちに追い込まれているのです。

いわゆる、攻め間違えてしまうということです。

これが5-3-2の大きな特性だと僕は考えています。5-4-1にくらべ中盤が3人なのでスライドの運動量が増しますが、そこを5バックがバランスを保ち、ボールを奪うような形になります!

まとめ

今回は5-4-1と5-3-2の違いについて書いてみました!実際に大きく違うのは中盤の役割の所が1番大きいと思います。似たようなフォーメーションですが、守り方は全然異なります。

これは5バックだけでなく、どんなフォーメーションもそうです。フォーメーションにはそれぞれの守り方があり、攻め方があります。

それを指導者が理解しているかどうかで、チーム力に差が出ます。いかにフォーメーションを理解し選手に落とし込めるか、これが指導者としてはフォーメーションの役割は理解しといた方がいいのではないかと僕は考えます。


今回は崩し方までは説明出来ませんでしたが、それはまたの機会に書きたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

他のフォーメーションでリクエストなどがあれば書いてみたいと思うので気軽にコメントお願いします!

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