こんにちは!タクサカに来ていただきありがとうございます。
やっと代表戦がひと段落したのでリーグ戦がまた再開しました。見た試合が多くあるんですがこの試合は逃すことができません。
それはペップvsアルテタの対戦カードです。この2人は逃せないと思って今回は【20-21プレミアリーグ第5節マンチェスターシティvsアーセナル】戦を見ました。
この試合の一番の注目点はマンチェスターシティ の新戦術でした。正直仕組みが難しすぎて混乱したのが正直な感想です 笑
いつもであれば、マッチレビュー の枠で書くとこではあるのですが、今回は戦術面が大きいので戦術のカテゴリーにしました。
ということで書いていきたいと思います。
フォーメーション
両チームの陣形は上図のようになっていた。マンチェスターシティ は3-1-4-2というあまり見ない陣形であった。
一方のアーセナルは実際は4-3-3ではなく3バックの3-4-3と5-2-3を使い分けていた、解説曰く本当は4バックでやるつもりだったがDFラインの選手に怪我が起きて急遽変更になったとのことだった。
なので実際のアーセナルは攻撃は3-4-3守備は5-2-3であった。
今回はマンチェスターの攻撃について書くのだが、ポイントとなるのはこの陣形に加えて結構可変するシステムであったのがポイントになると思う。
その辺りも注目していきたい。
攻撃の可変システムを読み解く
新戦術を読み解くために最初に考えたいのは可変システムのそれぞれの役割。全員が可変動くわけでなくある程度決まったパターンが見られたので
紹介していこうと思う。
可変は大きく考えると上図のようになっていた印象であった。
基本的に3バックでボールを動かすのだが、今回はアーセナルが3トップだったのでどうしてもプレッシャーを受けてしまう。
そのためアンカーの位置に存在するロドリゴがビルドアップのサポートに入ることが多かった。
これで4バックにしてビルドアップに安定感を与えていた。
アンカーをビルドアップに参加させるのでその役割がいなくなってしまう、そのためシャドウ的な位置する選手がアンカーのようなポジショニングをすることで
斜めのパスコースを消さずにすんだ。
と言っても今度はシャドウの役割がいなくなって中盤の数的優位が失われてしまうのでその時に重要となるのがトップ下に存在する選手である。
今回の試合ではここをスターリングが担っていた、攻撃において一番重要なポジションであったと思う。
このように大きく考えると玉突きのような可変システムを行っていたと僕は感じている。
優位性の作り方
可変システムを理解した上で実際にどのようにして起点を作っていったのかについて考えたい。
アーセナルは図のように5-2-3の守備陣形で守る。それに対してロドリゴがDFラインに吸収され4バックを形成する。この時にSBを結構前に出す。
アンカーがいなくなったことで数的同数ができてしまい起点にはしにくい。
そのためトップ下の選手が中盤の位置に存在することで数的優位を作り出す。
このように中盤で数的優位を作り出し起点としていた。
攻撃の簡単な起点の作り方のイメージはこんな感じで合ってると思う。けれど実際は図で説明するより難しいことが起きている。
今回のマンチェスターシティの攻撃の一番難しい点は状況によって違う選手が存在してくる点である。
FW、SHの選手がそんなに動くことはないがアンカー、シャドウ、トップ下に関しては頻繁に入れ替わる。つまりDFからしたら誰を捕まえたら良いか困惑するということ
考えている間に気づいたらパスが通ってしまうといことが起きる。
実際に映像見ていても正直認識しなければいけない場所が多くて頭の中がごちゃごちゃになりそうだった。
そのくらい難易度の高い関係性を作り出そうとしていた印象で合った。
でも大きな認識として、今回の考え方を参考にしてもらえればと思う。
おまけの守備可変
最近でこそ4-3-3の守備を採用していたマンチェスターシテだったが、今回は可変で4-4-2の守備を採用していた。
守備の可変は攻撃ほど複雑ではない。
中盤に存在したカンセロを右SBの位置にポジショニングさせて4-4-2を形成していた。
動き自体に大きな動きがあるわけではないのでスムーズに可変していた印象で合った。4-4-2での守備をあまり見たことはなかったが
そこまで怖い印象はなく無難に守れていたとは思う。
しかし、後半に関してはアーセナルの方がボールを保持している時間が長かったようなのでボールを持ちたいマンC的にはどうなのかは気になるとこではあった。
まとめ
新しいシステムを試みるマンチェスターシティ。正直、今回紹介した攻撃がさらに完成度上がったとしたら・・・
と考えると恐ろしい。今の完成度で頭が混乱しそうになっているのに読み取ることができるのかという怖さしかないです。
しかし、その反面でシステムが洗練されたことによってどんな攻撃を展開してくれるのだろうという楽しみでもあります。
まだ、新シーズンが始まったばかりで宿敵リバプールなどの相手とも試合をしていないのでその辺もどうなるのか?期待したいとこであります。
「現状維持は衰退の始まり」という言葉があるように、進化をやめないマンチェスターシティに衰えは感じません。
さらなる進化を期待して、今後も注目していこうと思います。
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