こんにちは!タクサカに足を運んでいただかきありがとうございます。
最近はJリーグの試合をよく見ます。たまにJリーグから学ぶことも多いので今回はJリーグの試合について書きたいと思います。
今回見た試合は【J1リーグ第8節 大分vs鹿島】の試合になります。
僕自身が茨城の出身なので鹿島アントラーズの試合を見たいなと思っていたのとザーゴ監督がポゼッション型の監督だと言うのを見たので気になってこの試合にしました。
今回の注目ポイントは、、、、
- 大分の5-4-1を突破する方法
- それに対する鹿島の攻撃
- まとめ
こんな感じになります。最後まで読んでいただけたら幸いです。
フォーメーション
大分 攻3-4-3 守5-4-1
鹿島 攻3-5-2 守4-4-2 or 5-3-2
大分は3-4-3の攻撃から5バックに可変するシステムを用いた陣形であった。攻撃のイメージはリトリートからのカウンターが主な印象。
一方の鹿島は4-4-2が主な陣形であったが攻守ともに4-4-2にこだわることはなく可変が多かった印象。
大分の攻めどこを理解する
今回は鹿島にフォーカスして書いていきます。
まず鹿島の攻撃について考えたいのは大分の守備の仕方です。大分の守り方を理解することで鹿島の攻撃の意図を読み解きます。
フォーメーションのところで紹介したように大分の守備の形は5-4-1を採用しています。
5-4-1を突破する上で必要なのは、5バックの前のスペースいかに有効に攻めることができるか。これがポイントになっています。
このスペースを有効に使う方法は大きく分けて2つあると考えています。
- 中盤の4枚のどこかの選手を引き出しビルドアップをする
- パワープレー
この2つが5-4-1を攻める上で有効打と考えています。
中盤を引き出す攻撃・・・・
中盤を引き出しビルドアップについてまずは説明したいと思います。
5-4-1の特徴はFWが1人しかいないのが特徴です。FWが1人しかいないということは前線にプレスをかけたい場合中盤の選手が前に出なければなりません。
この時にスペースが作り出されるのでこのスペースを使えるかどうかがポイントになります。
この時に5バックの場合止める選手がいないと縦に強いのでそこも考慮しなければなりません
この攻撃についてはチームとしてのビルドアップが成立しないと中々成功させることができません。しかし、5-4-1を突破する方法では有効な方法だと考えます。
パワプレー・・・・
5バックの相手にパワープレーは有効です。もちろんパワープレーに対する味方のサポートなど意識しなければならない点は多くあります。
パワープレーが有効な理由、、、、
守備陣形が崩れる&自然と押し込まれる状況が作られる。この2点が大きく作用していると考えています。
守備側としてはゴールに直結するGKとDFラインにパスを通されるわけには行かないので、自然とラインを下げる動きをします。
この時、DFとMFの間で2ndボールを拾われると攻撃の起点になってしまいます。
また上図のように仮にFWに入らず背後に落とされてしまうと、大分は後ろ向きの状態でボールを処理しなければなりません。
これにプレッシャーがかかれば、そこから攻撃を展開することは中々難しくなります。
これがパワープレーが有効な理由だと考えます。
鹿島はどう攻撃した??
では、鹿島はどう攻撃したのか??
答えは主に後者だと考えます。鹿島は積極的に背後にボールを配給しているように見えました。そのボールに対してFWのエヴェラウド選手が走るような場面が多く見られました。
2点目の場面は大分の5バックが崩れ空いたスペースに走り込んでPKを獲得しました。
この場面大分としてはボールを奪取後すぐにボールを失う形でした。そのため大分の選手はボールを奪い返そうとボールホルダー側が前目になります。
そのため瞬間的に5バックのラインがガタガタになり、鹿島はその瞬間を逃さずに空いたスペースに配給しPKを獲得しました。
大分としては5バックで一番やられたくない状況を作ってしまい勿体ない場面ではありましたが
この状況を生み出してしまう大分の5バックの完成度はそこまで高くないと考えます。そのため、鹿島のロングフィードの処理もおぼつかずに自分たちの攻撃のリズムは作れていなかったように感じました。
5バックの処理が上手くないと、どんどん押し込まれるような状況になります。そのため、鹿島はより高い位置でボールを動かすことができます。
よりビルドアップをしやすくなる印象でした。
鹿島はパワプレーせざるを得なかった??
鹿島の攻撃はパワープレーが主に目立ちましたが、これは意図的にパワープレーしたとは考えにくいと僕は思っています。
パワープレーを使用ではなく、ポゼッションで突破することができなかったと考えるのが妥当だと見ました。
つまり、上で説明した中盤を引き出す攻撃を展開することができないと言うことです。
そのような場面が多くありました。
18:29~
GKからのパスで大分の1トップを置き去りにしました。そこからMFからMFへショートパス。
それに対し、大分の中盤はプレスにきます。これによりスペースができます。
黄色の箇所に大きなスペースができましたが、ここを使うことなく右のFWを使う流れになりました。
僕としてはこの場面は左のSHにもっと内にポジショニングしてもらい中央でターンして欲しいと感じた場面でした。
パスを出したMFの選手もドリブルする猶予があったので、なおこのプレーをして欲しかったと思いました。
逆にここにパスを出せないあたりが鹿島のクオリティだと思いました。
33:43~
この場面、状況的には崩しを試みようとボールを鹿島が動かしています。MFから右のCBへパス。フリーでCBがボールを保持します。
この状態から右のワイドの選手へロングフィードと言う場面です。
正直この場面が悪いとは言いません。しかし、僕はこのプレーがあまり良いとは思いません。他の記事でも書いているのですが、
相手が動いていない状況でのパスは相手も対応することができます。
この場面ように相手の陣形が全く崩れることなくボールを展開しても次に考えるのは2ndボールを拾うプレーのみです。
もちろんこのプレーをすることは非常に重要です。足元ばかりプレーしていると相手も前に出やすくなるので、こういったプレーも必要です。
けれど鹿島のプレーにはこれが多かったように感じました。また、良いポジショニングしている選手がいるのにこういったプレーを選択してしまう場面があったので
非常にもったいないと感じました。これがチームでパワープレーで戦うと言う明確な意図があれば全然良いと思います。
が、遠藤選手をFWとして起用するのを考えると「つなぎたい意志」があるように思いました。
それなので僕はこのプレーはどうなのかと思いました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は鹿島の攻撃について書いてみました。鹿島が中々調子が上がらずどうなるのかな?と思ってはいますが、この試合ではエヴェラウド選手が3得点するなど調子の良さを見せています。
また、遠藤選手の圧倒的ポテンシャルでいい攻撃(3点目のような)を見せているの事実です。大分は背後を狙われるのを嫌がっていたようにも見えたので
鹿島としてはいい攻撃だと評価できると思いました。
リトリートのDFを崩すのは難しいものです。監督と選手との共通理解&選手同士での意思疎通が必要となります。
監督が変わりすぐに実現したいサッカーを展開することは簡単なことではありません。
そういった意味でも鹿島にはまだ時間が必要なのかなと思いました。
確実に言えるのは試合毎のパフォーマンスは上がっているので、今後への期待値は高いと思います。またレベルアップした鹿島について書けるように期待したいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。ぜひコメントやSNSのフォロー&シェアお願いします!!!!
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