こんにちは!今日もタクサカに足を運んでいただきありがとうございます。
各リーグが徐々に再開し始めたりして、またサッカーを見れて非常に嬉しい日々です。プレミアリーグではリバプールの優勝が決まり今シーズンは圧巻のリバプールでした。
守備の仕方は僕の中では一番好きなチームで学生コーチの頃から色々参考にしていました。
そのころはここまで圧倒的強さを見せるとは思っていませんでしたが、さすがクロップ監督だと思います。
そんな中でプレミアリーグを見る機会が増えたのではありますが今回は【プレミアリーグ第31節チェルシーvsマンチェスターシティ 】の試合について書いていきたいと思います。
僕自信、マンチェスターシティ の試合をよく見るのですが、勝った試合よりも負けた試合の方が正直興味があります。
どのようにして、あのマンチェスターシティ の攻撃を守って得点するのだろうと言う興味があるからです。そういった意味ではこの試合のチェルシーは大きくここが凄いと言うものはありませんでしたが、
それでも、完成度の高い守備は参考になると思ったので書いていきたいなと思いました。
フォーメーション・・・・
チェルシー 4-1-4-1
マンチェスターシティ 4-1-4-1
フォーメーションはお互いに4-1-4-1を展開。今回の試合では、ボール保持率は圧倒的にマンチェスターシティチェルシーがボールを持たれる試合展開位でした。
シティを封じるために必要なこととは??
まず最初にマンチェスターシティ の攻撃から守るために必要なことは、、、、、
- スペースを作り出されない
- 数的不利を作り出されない
- 位置的不利にならない
この状態にならないようにしなければなりません。
❶スペースを作り出される・・・・
シティの攻撃はスペースを創り出し、攻撃の起点にします。スペースを作り出すと言うことはどのようなことかと言うと、、、
例えば黄色のシティのCBがボールを保持している状況です。
この状況で赤のエリアにスペースを創り出したい場合、SBを少し内側に入れます。ここにCBがパスをSBに入れます。これにより相手のシャドウの選手がプレッシャーに出てきます。
これがマンチェスターシティ流の攻撃。スペースを創り出すと言うことです。
⚠️これはあくまでもスペースの作り方のイメージです。本来ならアンカーの選手が対応してきたりすると思いますがそこは無視して書いてます。
❷数的不利を作り出されない
次は数的不利を作られない点です。シティはスペースを創りだし、さらに数的優位を作り出します。
先ほどの場面でいうと、、、、
オレンジで示したアンカーのポジションの選手が受け手へのサポートを強めることで、アンカーの選手が受け手に対応できないようにすることができます。
このように受け手がよりフリーで受けれるような状況を作り出します。そのため、安易なプレスは避けた方が良いです。
❸位置的不利を作り出されない
位置的不利というのが正しい表現かはわかりませんが、簡単に言うとシティの選手はポジションを無視してくると理解してもらえればと思います。
サッカーには各ポジションな名前があり、役割があります。もちろんこれはシティにもあります。しかし、これが中盤に関しては無視することが多くあります。
例えば、、、、
CBからSBにパスをします。この時同時にシャドウの選手がサイドにポジションを取ります。
これによりサイドに数的優位を創り出すことができます。仮にこのポジションで相手のSHがプレッシャーにくれば突破できる可能性は高いです。
ここからが本題で、この攻撃をさらに厚くさせるのに必要なのが、位置的数的優位です。これにもう1人のシャドウが関わると、、、、
相手の中盤が対応しにくい状況が生まれ、よりフリーな状況を創り出すことができます。
また、仮に相手のプレッシングがSHでなくシャドウであった場合も対応しやすくなります。
こうしてより多くの攻撃パターンを作り出してくるので、それの対応も必須になります。
チェルシーはどのように対応した??
チェルシーが守備を見る中で僕が気になったのは、アンカーに余裕があるという点です。4-1-4-1を守備をする上でアンカーの選手に余裕があるとある程度の状況を守ることができます。
そういった意味ではカンテ選手が釣り出されたりする場面が非常に少なかった印象です。
まず最初にポイントとなるのはFWの役割です。
フォーメーション的にFWが1人の状況です。1人の場合2CBに対してプレッシングをしようとすると、どうしても中盤の選手がサポートしなければなりません。
そうするとアンカーに余裕がなくなってしまいます。そのため、チェルシーはリトリートを選択することでより簡単にFWが守備できるようにしました。
非常にコンパクトなので移動距離も短く、中盤の選手がカバーする必要がないため隙ができにくくなっています。
この場面でもう1つ大きな役割があります。それはアンカーのパスコースを消すことです。それによりシャドウの選手をシャドウの選手同士で捕まえることができます。
このようにFWの選手がアンカーの選手を牽制をすることで味方のアンカーに選手に余裕ができるという状況が生み出されます。
さらに大きくポイントなるのは、、、、、シティのFWを無力化することができる点です。シティはリトリートに対してFWの選手が中盤に落ちてパスコースを作る形があります。
しかし、チェルシーはアンカーに余裕があるので落ちるFWに対しても難なく対応することができます。
また、CBの場所からFWが消えるのでアンカーが対応してもリスクは少ないので難なく対応することができます。
正直、守備的にはそんな難しいことはしていないと思います。しかし、アンカーのカンテ選手は予測と奪取能力が桁違いなので、そのカンテ選手に余裕ができる守り方は非常に素晴らしいと思いました。
10番の復活!!!!
最後におまけで、僕が気になったことがあります。
それは10番を背負うウィリアン選手がめちゃくちゃ良くなったことです。前監督サッリ監督の時は正直ウィリアン選手の良さが全くわかりませんでした。
もちろん、スピードがあり身体能力は凄いとは思っていましたがそこまでハマっていなかったように感じていました。
しかし、今回の試合をみてその考えは一掃されました。ブロック守備からのウィリアン選手が繰り広げるスピード感のある攻撃は圧巻でした。そういった意味で今のチェルシーは
各選手の能力を最大限に活かすサッカーを展開していると思いました。
もちろん、監督が描くサッカー(ポゼッション)に染めることも良いと思いますが、各選手にあったサッカーを展開をするのも非常にすばらしいと思いました。
僕自信プロチームにいたわけではないので、自分が使いたい選手を獲得することはできません。そのためおかれた状況でどうやって選手の個性を生かしてサッカーを展開できるかを考えていました。
実際結果はボロボロだったのですが・・・・笑
まあ、でも選手が頑張ってくれて残留できたのは良かったと思います!!!!アマチュアになればなるほどブロック守備を展開することは難しくなると僕は考えています。
それは、運動量の部分や連携的な部分が非常に難しいからです。どうしてもボールを持たれてしまうと後手に回ってしまいます。
仮にブロック守備をするなら、今回のチェルシーは非常に参考になるのでないかと思います。
ぜひ、参考にしてみてください!
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