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人々を魅了したポゼッションはどこへ??【バルセロナ】

こんにちは!

本日もタクサカをご覧いただきありがとうございます。暖かい日が続いたと思ったらいきなりの寒い日が来たり、早く春が来て欲しくてたまらないです。

さて、今回はバルセロナについてフォーカスして書いていきたいと思います。

バルセロナは最近監督の交代やSD発言などでバタバタしている状況です。そんな中で、、、、

2/7コパ・デル・レイ 準々決勝 バルセロナvsビルバオ】の試合が行われました。

結果は終了間際の失点により0-1でバルセロナが敗戦という結果でした。他の試合でもレアル・マドリードが負けたりするなど波乱の結果となっているコパ・デル・レイです。



僕自身、バルセロナの監督が変わり、ポゼッション思考の監督だというのを耳にしていたので個人的に物凄く期待していました。しかし、内容はひどい印象でした。まだ、変わったばかりでチームに形を落とし込めていないのはもちろんだと思います。

ペップ でさえ、マンチェスターシティの1年目は無冠に終わったくらいなので、、、、

そういう状況ながらもどのようなサッカーを展開するのだろうと思い、久しぶりに見て見ました。僕なんかが言えるレベルではないと思うのですが、期待を超えるものはなかったように思いました、、、、、、

フォーメーション・・・・

フォーメーションはこんな感じだと思います。

【ビルバオ 攻撃時3-2-4-1 守備時5-3-2】

【バルセロナ 攻守ともに4-1-4-1】

ビルバオは攻撃時に3-2-4-1の陣形にしていた印象です。けれど、今回はバルセロナがボールを保持している時間が長いので、ほとんど5-3-2の状況だと理解してもらえれば十分だと思います。

酷かった前半・・・・

前半は特に酷かった印象でした。試合の入り方が悪かったというわけではないと思いますが、自分たちがやりたいことができず、相手は思うように守備がハマっていた印象です。

今回バルセロナ苦しめた、大きな要因はビルバオの圧倒的ハイラインだと考えます。もうね、以上に高いです 笑



DFラインの選手どこまでくるの!?って感じです。けれど、以前の記事でも書いたことあるんですが、ラインを高く設定するとビルドアップするチームにとっては脅威になります。

けれど、ハイラインにしすぎると背後に大きな穴を作ってしまうため少しでもプレスやライン設定が甘くなると失点に繋がってしまうので難しいところではあります。




しかし、ビルバオは圧倒的ハイラインからのハイプレスによりバルセロナを確実に苦しめていました。前半に関してはメッシの個人的突破以外、驚異となる攻撃はされていない印象でした。

ポゼッションをする上で、ハイプレスの回避+リトリートした守備の崩す力は圧倒的にもっといた方が良いです。そう考えるとハイプレスの回避については前半はほとんど味方同士で関係性を作れていませんでしたね。

ビルバオの守備に対抗するために必要だったのは??

ここからはあくまでも僕個人の見解です。

バルセロナに前半で足らなかった要因は2つだと考えます。

①SHの選手のサポート

②背後を狙う

この2点が足らなかったと思います。正直このどちらかがあれば、もう少し自分たちの流れで試合を進められたのではないかと思います。

①SHのサポート

まず①について。ビルバオは4-1-4-1の陣形でボールを繋ぐバルセロナに対し、5-3-2の陣形でバルセロナのアンカーとシャドウの2人、計3人を中盤の3人がマンツーマンで捕まえる形でした。

GKの場面、ブスケツ選手(アンカー)デ・ヨング選手、ラキティッチ選手(シャドウ)の3人を図のように捕まえていました。これにより、中盤の3人へのパスコースは中々ありませんでした。

またバルセロナのSBに対しては、ビルバオのウイングバックが牽制するポジションを取っていたので、そこへのパスコースも消されていた印象です。

つまり、この場面を回避するために必要なのは前線の選手の関わりです。ここで言う3人はメッシ選手、ロベルト選手、ファティ選手の3人の選手になります。

しかし、この試合を通して見られたのはメッシ選手の関わりがほとんんどだった印象です。中盤の3人が捕まっている状況なので、中盤の3人はパスを受けると言うよりは、パスコースを空ける動きをしていたように思います。

仮にブスケツがパスコースを空けた動きをします。

そうすると、FWへのパスコースができます。

空いたパスコースにFWのメッシ選手が入ってきて起点を作る印象でした。

もちろんこれで何本かは起点になっていました。しかし、それはメッシ選手の個人能力でどうにかしていました。5バックの特徴は前にアタックしやすいことです。

特に今回のビルバオは背後を恐れずに前に出てきていたので、GKからの縦パスには強めにプレスに来ていました。そのため、メッシ選手とは言えど手を焼いていたように見えました。



縦パスに対して強めにプレスがかかるので、中々前進することができず選択肢はバックパスになります。そうなるとビルバオはどんどん圧をかけていきバルセロナのミスを誘っていました。

その証拠にシュテーゲン選手が味方と噛み合わずに相手選手にパスが渡ってしまいピンチになる場面もありました。見た感じだと受けるのを怖がっているのかな?とも思いました。



この場面をもう少し緩和はするのであれば、前述したようにSHに関係をもたらすのが良いのではないかと思います。

上にあったようにメッシ選手にパスを受けさせたいのであれば、、、、

2人ともでも良いですし、片方の選手でも良いので中央に絞ることで、ビルバオのDFの選手は前に出てこれないので、中盤で4v3の状況を作り出すことができるのではないかと思います。

あるいはSHが直接サポートに入る、

これでも同様な数的優位を作れるのではないかと思います。

SHがうちに入ってくるのに対してWB(ウイングバック)が中までついてくることは中々ありません。

仮についてくればSBがフリーになるので、むしろついてきてくれた方が楽かもしれません。

どちらかにしか対応できない状況を作り出しているので、この時点で優位性をモテているのではないかと思います。

このような関係性がすごく少なかったように思います。なので、中々フリーで前を向けるような場面はなかったように思います。

②背後を狙う

次は②の背後を狙うについてです。

これに関してはビルドアップにおいて絶対に忘れてはなりません。これがあるのとないので目的が変わってしまいます。「ゴールを狙う目的でボールを保持するの」「ボールを持つためにボールを保持するの」では訳が違います。

今回の試合でバルセロナにはこの動きが圧倒的に少なかったように思います。もちろん①のような関係性を作るのであればある程この動きがなくても問題ありませんが今回の試合は両方ともなかったように感じました。



後半に関してはSBが前線に出てきたりして、背後へのアクションが増えましたが前半に関してはほとんどなかったように思います。

背後を狙うメリットとしては、相手に背後を意識させることができることだと思います。DFの選手は背後を取られるのが一番怖がります。それは背後を取られてしまうと直接的にピンチになってしまうからです。

そのため、本能的に背後は一番守ろうとします。



特にビルバオは背後のスペースを捨てて前へプレッシャーを優先させていたように感じたので、ベストのボールでなくても起点くらいにはなったのでないかと思います。

実際にゆるいボールで起点になった場面は何回かあったので、もう少しその関係を増やしても良いのではないかと思いました。

この試合でメッシ選手への縦パスに対して中央の選手が結構前に出てきていたので、背後をとれるのではないかと思いました。

落ちるタイミングでメッシ選手はボールを収めていましたが、同時に背後を狙うことでDFが一瞬背後をケアすればメッシ選手についていかないと言う場面も作り出すことができます。

背後も狙えるパスを受ける時間を作れるなど一石二鳥です。


もし背後とれるようになれば、自ずとDFラインは下がっていきます。そうすれば、さらに余裕もってポゼッションすることができます。

これに関しては

SHの選手だけでなく、シャドウの選手が抜け出したりすると相手が困惑するので良いかもしれません。

修正が見られた後半・・・・

前半が散々ではあったので、どのような修正がなさるのかと思いましたが、僕が感じた修正点は2つですね。

①ゴールキックに対しての立ち位置。

②中央からサイドに起点を変える。

①ゴールキックの立ち位置変更

これは些細なことなんですが、ゴールキック時にCBが取る位置がよりマイナス気味になったと思います。

前半は少し前めで受けすぎて、FWにスタートをされていたと思います。

後半はCBのポジションをよりGKよりに取っていました。

こうすることにより、ビルバオのFWが気持ち前に出ていきにくなり、落ち着いてボールを持つ時間が増えたと思います。

②起点の変更

前半に関してはメッシ選手が中央で起点を作ろうとしていましたが、後半はサイドに流れる場面が多くあった気がします。

5-3-2を攻めるときには中央よりサイドに起点を作った方が良いと僕は考えます。

この場所を起点にするのです。メッシ選手がこのポジションを取ることで、サイドに起点を作ることができます。

ピケ選手からセメド選手へのパスとともにメッシ選手が動き出します。

それに対して、ビルバオの中盤がスライドしてきて、ボールホルダーにプレッシャーに行きます。

そうなるとメッシ選手がフリーな状況を作り出せます。ロベルト選手が相手のWBを止めているためです。

仮にプレスに来た場合はデ・ヨング選手がフリーになっているのでワンツーなどで回避できます。

このようにサイドを起点にすると、相手を突破できるようになります。相手からしたら突破されるのは嫌なので、徐々に自陣で守るようになっていきます。

そうすれば、さらに余裕を持ってボールを保持できます。

この2つが僕が感じた修正点です。

TIKI TAKAを取り戻せるか・・・・

この試合を見て特に感じたのは、テンポの悪さイメージの共有の違いでした。

ビルドアップにおいて、タッチ数が増えれば増えるほど相手のズレに対応しにくくなります。空いたスペースを使いにくいと言うことです。味方同士の距離感の関係もありますが2タッチでプレーする場面が多く

相手のプレッシャーをもろに受けていた印象でした。



もう1つは、イメージの共有です。特にペナルティーエリア付近でメッシ選手のパスに対して、味方の選手が遅れている印象でした、、、、

ワンツーのパスに味方の選手が遅れる場面は何回もありました。全盛期であれば、イニエスタ選手、シャビ選手、ロナウジーニョ選手などメッシ選手以上のイメージあるいは同等のイメージでポンポンパスが繋がっていました。

そう考えると今はイメージの共有できていないのかな?と思いました。

バルセロナも若い選手が増えてきて、これからどうなっていくのか楽しみではありますが、もう一度あのTIKI TAKAを見れるように期待したいと思います。




今回は散々なバルセロナでしたが、監督が変わってまもないので、これからの修正に期待がかかります

スペインではただ勝つだけではサポーターには喜ばれません。

美しく勝つことが求められる。それがバルセロナなのです。今後もバルセロナについては書きたいと思うので、ぜひ読んでもらえればと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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