こんにちは!タクサカをご覧いただきありがとうございます。
さて、前回に引き続き20-21CLについて書いていきたいと思います。今回紹介するカードは【レアル・マドリードvsリバプール】の試合になります!
いやー、シティvsドルトムントも面白かったですがレアルvsリバプールもめちゃくちゃ面白かったです。
この試合は想定とはイメージが異なりました。ちょうどリバプールに関しては一つ前の試合を見たので調子も良さそうだったし良い感じなのではなのかと思っていました
しかし、それ以上にレアルが徹底していた様に感じたのがこの試合の印象でした。
いつも言うんですけど、僕の中でレアルの試合を見るのは結構難しいんですよね 笑
なんでかって言うと、レアルって戦術がすごく見にくいチームだと感じているからです。チームでこれをやろうと言うよりは選手の個性を当てはめてチームにしていくって言うイメージですかね・・・
なので、あまり決まったパターンが見えないと言うのがあります。
ただ今回の試合に関しては少し見えやすかった気もしたのでそこも面白かったです。
そのような点も触れていければと思います!
フォーメーション
まず赤色がリバプール、いつもながら4-3-3を採用。一方の白がレアル・マドリード、こちらもオーソドックスな4-1-4-1を採用した形となった。
まず、僕が驚いたのがリバプールのスタメンについて。この一つ前のリーグ戦ではジョタの位置にフォイルミーノ、ケイタの位置にチアゴが布陣する形を取っていた。
正直パフォーマンス的にはバランスの取れた良いフォーメーション関係だったのに、そこを変更してきたのに驚いた。
レアルに関しては、見るのが久しぶりなので選手のパフォーマンスを全く理解していないので何とも言えない。ただ、メンバーを見る限りだとラモスがいないくらいでいつも通りの王道なメンバーかなという印象だった。
けど、アセンシオは怪我明けなのかな?
でも、そこまで大きな変化はないようには感じた。
4-3-3と4-1-4-1の対峙に関してはそこまで相性の悪さはない。差が出るのはチームのビルドアップ次第かなというところではあった。細かいところは後ほど書いていく。
珍しくバランスを崩したリバプール
直近でリバプールの試合を見ていたので、最初はリバプールについて書いていこうと思う。
この試合を見て特に感じたのが、攻守に置いてのバランスの悪さだった。前回YouTubeの方で攻守においてのバランスの良さについて紹介したのだが
この試合とは全く異なった試合になったのがこの試合だった。
リバプールの攻撃の良さとしては「中盤とFWとの相性の良さ」「引き込まれてもサイドからの厚い攻撃」「押し込まれた時のカウンター」
簡単に言うとこの3つが僕の中である。ただ、今回の試合に関してはどれも機能させることができていなかった様に感じた。その理由について紹介したいと思う。
ポゼッションを失ったリバプール
サッカーを展開する上で、「足元でボールを繋ぐことと&背後を狙うこと」この二つを両立させた方がよりビルドアップの幅を広げることができる。
なぜなら、足元だけや背後だけになると相手が対応しやすいからである。
そういった点で言えば、リバプールはその両方を持ち合わせたチームとしては最高峰のチームだと思う。しかし、今回はそれを失ってしまった。
その理由は「フィルミーノとチアゴの不在」が大きく影響したと思う。
リーグ戦を見た印象では、足元に関して言えばこの2人の役割が大きく影響していたと思う。
簡単に紹介しとくと、、、、
上図の様にチアゴとフィルミーノがいた場合、このポジショニングを取ることで
相手を引き出して、空いたスペースにフィルミーノが存在する様な形で起点を作る様な場面が多くあった。※レアルが4-1-4-1なので実際は異なるが、あくまでも起点のイメージ
しかし、今回はチアゴもフィルミーノもいなかったのでこの形を見ることはなかった。もちろん、ジョタとケイタも良い選手であり、そもそもタイプが違う。
そう言う意味では、もしかしたらボールを握ると言うよりは守備面を意識してケイタを採用したのかな?と個人的には思った。
サイドを活かせなかった理由
リバプールの攻撃の特徴として、ロバートソンとアーノルドによる攻撃力は非常に魅力的なものだ。
ただ、これもまた不発になっていた。理由は先ほどと同じような点になるのだが「チアゴの不在」が大きかったと思う。チアゴは中盤での関係を持ちつつサイドへの関わりを持つ
例えば、、、、
SBがCBと同ラインに高さを調節する。そうすることで、相手のSHを引き出すことができればそこにスペースができる。
作り出したスペースにチアゴが流れて起点にするという形。この起点の作り方によってサイドへの厚みを作り出すような場面があったが、これも今回の試合ではほとんど見れることがなかった。
カウンターを発揮できないリバプール
リバプールといえば、サラー&マネによるカウンター。この2人から展開されるカウンターはゴールに直結できるほどの攻撃力がある。
ただ、これも今回はほぼ発揮することができなかった。
理由はシンプルでレアルが背後にスペースを作らなかったからだ。これにはリバプールも誤算だったのではないかと思った。おそらくボールを持とうとすれば持てたレアルはそれを放棄するかのように自陣深くで守ったていた。
ただ、もう一つ気になったのがレアルが間延びさせてまで引き込む場面があったことだ。
これはレアル攻撃の失い方が悪かった時に見えた状況で、
失い方が悪かった瞬間、レアルのDFラインを一気に下げるような状況が見えた。これによってDFとMFの間が間延びする状況になってしまう。
もちろんレアルにはアンカーがいるのでまだ守る余地はあるのだが、それでも間延びしている状況なのでリバプール的には攻撃の起点にしても良かったところではあった。
ただ、この状況に対して攻め急いで背後に展開してしまう様な状況が多く見えた。レアルは瞬時にラインが下がっていたのでそのフィードに対して対応することができた。
これも下でボールを繋げないというのが大きく影響したと思った。
リバプールを錯乱させたレアル・マドリード
リバプールのとこで話したように、リバプールの誤算だったのはボールを持つことができたことだろう。
それを意識していたのかレアルが展開したビルドアップも面白かった。その点について書いていこうと思う。
本来ならいらない関わり
今回の試合の一番驚いたのはクロースによるビルドアップ。普通ならありえない関わり方をしていた、、、
クロースのフォーメーション的立ち位置は上図の場所。この位置の選手のビルドアップの関わり方の基本的なパターンはスペースに存在してボールを受けるorアンカーのビルドアップサポートがよく見られる形だと思う。
ただクロースは違った。実際にとったポジションが
いや、アンカーよりボール受けいくやん!!!!これが率直な印象でした 笑
これ普通だったあんま良くない。なんでかって言うと、そこまで行かなくてもCBが基本的にプレーできるのと、受け手が1人減るので起点が減るから。
けど、これが刺さりに刺さった!
クロースがここにくる役割としては「正確なフィードを展開する」ことこのためだけにこの位置まで降りてきたと言ってもいいくらいだと思う。
だからリバプールも落ちたクロースに対して全然プレッシャーをかけないわけです。だって、普通だったらそこからフィードされても対応できるから。
けど、それ以上にフィードの質が高すぎた。1本のパス一本で得点をさせてしまった。
正直リバプールとしてはあっけにとられたと思う。この辺りからリバプールの守備バランスが非常に悪くなったのも感じた。クロースがやっていることとしてはシンプルだけど
それ以上にビルドアップとしては最高の形だと思った。
常に逃げ道のあるレアル
守備のバランスが崩れたリバプールだったが、崩れたと言うより距離感が悪くなったと言うのが正しいかもしれない。
一点取られてから、リバプールの中盤の脇のスペースが広くなったように感じた。
おそらく背後を狙われる回数が多かったのでDFラインが下がったのと、モドリッチとカゼミーロとベンゼマが上手く中央でパスを受けるので
リバプールの中盤は中締めするしかなかったのだと思う。
これによって、何が起きたのかというと中盤の脇にスペースが大きく存在するのでハマったとしたそこへ展開することでプレスから逃れることができる場面が多くあった。
これによって、レアルは落ち着いてボールを持つことができていたと思った。
そういう意味で言えば、リバプールらしくない守備だったとも思った。
まだ読めない2nd Leg
今回の試合でレアルがものすごい何かをしたかと言えば全然そんなことはないと思う。
ただ、リバプールをしっかり対策したサッカーをできていたと思った。ホームで勝ち越したのは非常に大きいとは思うが、このまま終わるリバプールではないと思う。
試合の印象では全然リバプールが逆転する形もあり得ると感じた。
そういった意味で、リバプールがどのような修正をしてくるのか?その点に注目したい部分ではある。
でも、久しぶりにレアルの試合を見たのだが想像よりも強度が高かった。どうしてもリーグ的にプレミアリーグの方が強度は高そうなイメージだったが全然そんなことはなかった。
特に攻撃への反応に関してはめちゃ早くてサポートの速さもいいと思った。
そういう点でも違いを見せてたと感じた。
今回の試合を見て2nd Legも絶対にみようと思った、そんな試合でした!
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