こんにちは、タクサカを見ていただきありがとうございます。
今回は前回に引き続き、DFのラインコントロールについて書いていきたいと思います。
前回は背後のボールに対してのラインコントロールについて話しましたが、今回は足元のボールに対してのラインコントロールについて話したいと思います。
さて、縦パスを防ぐということでまず最初に理解してもらいたいのは、サッカーは攻撃が優位なスポーツだと考えています。
それはなぜか?
答えはシンプルです。攻撃は自陣のゴールによってきてもさほど問題はないが、DFが相手ゴールまでよってくるのは大きな問題です。
例えば、
図1のようにFWがDFラインの方に動いてきても、さほど問題はありません。ではこれに青のDFがついてきたらどうなるか?
図2のように中央がガラ空きになってしまいます。そのため、試合中CBが深い位置までついてくことは、ほぼありません。つまり、DFラインの選手にはある程度動ける範囲が縛られているということです。
必ず攻撃側が数的優位を作り出すことができるために攻撃が有利だと僕は考えています。
しかし、実際の試合でFWの選手がDFラインまで落ちることはほぼありません。FWはこのDFラインと駆け引きしながらボールを受けることがほとんどです。
では、そのような状況でなぜラインコントロールが重要になるのか図をもとに説明したいと思います。
図3のような場面があったとします。
先この場面、普通に考えれば、DFはFWに対してプレッシャーをかけることができます。しかし、これがラインコントロールができていない時はどうなるでしょうか?
図4のように守るべきスペースが拡大してしまいます。これにより、DFはFWにプレッシャーに行けなくなります。理由は
①プレスに行くと入れ替わる可能性がある
図5のように相手との距離ができるためにFWそれだけ、プレーに余裕が持てます。そのため、距離を空けてプレッシャーに行くということは、それだけ勢い、スピードを必要とするので、入れ替わりのリスクが生じます。
②背後を狙われやすくなる
図6のように距離が遠いと背後に大きなスペースができてしまい、1発でピンチを作り出してしまいます。
これは、ペップがバルセロナの時メッシをFWにおいた、0トップという戦術はこのような形だと思います。
以上のように大きな問題点は上記の2つがあると僕は考えています。ではこれがしっかりとコントロールされているとどうなるのか?
先ほども述べたように中盤では数的不利を作られやすくなってしまいます。そのためそれを防ぐためにはDFラインがカバーしなければなりません。
特に4-4-2はDFの距離感が非常に重要となります。距離感をコンパクトに保つことにより、中盤が置き去りにされる縦パスに対してもすぐに対応することができ、相手に起点を作らせずに済みます。
また、ラインを上げることにより、よりプレッシャーがかかり背後を狙いにくくなります。質のいいボールを蹴られてもある程度はラインバックやGKが対応できるので、ラインコントロールが非常に重要となります。
まとめ
2つの記事の中でDFラインのコントロールについて書いてみました。
僕はDFをする上でラインコントロールというものは非常に重要だと考えています。一度経験があるんですが、高校生と練習試合をした時、そのチームは個人としての能力は高くないのですが、このラインコントロールなどがしっかりされていて中々思うようにプレーできなかった経験があります。
その時、ラインコントロールが重要だと感じました。
ラインコントロールというものは、何気なく考えてしまいますが細かいところまで練習から意識することで、チームの武器にもなり得ます。
もし、自分のチームのDFがうまくいっていないようなら、ぜひ試してみてください!
もちろん今回紹介したのは、サッカーの中ほんの一部です。様々な状況が起こるサッカーでは1つのことを意識しすぎるとうまく機能しない場面などが出てきてしまうので、そこは柔軟に対応してください。
最後まで読んでいただきありがとうございます!ぜひ、コメントや質問お待ちしてます!
コメントを残す