タクサカ.chも見てね!!!

CL決勝、戦術の殴り合いを制するのは・・・

こんにちは!タクサカに来ていただきありがとうございます。ようやく19-20シーズンの決勝のカードが決まりました!皆さん知っての通り、

リーグアン王者パリサンジェルマン vs ブンデスリーガ王者バイエルン

というカードになりました!両チーム脅威の強さを見せつけ決勝まで勝ち上がってきました。



今回は決勝が始まる前に僕なりに両チームの特徴をまとめ、皆さんがさらに決勝を楽しく見れればと思います。準決勝までの試合をいくつかみた両チームの印象は

個人×戦術を実現したサッカーを展開しているというのが印象でした。

イプツィヒやマンチェスターシティ は監督が持つイメージを大きく影響受けている面が大きい反面、バイエルンとPSGは選手の個性を生かしたサッカーを展開している印象です。

PSGまとめ

フォーメーション

準決勝のライプツィヒ戦では4-3-3を採用したPSG。攻撃は前線の3FWを活かした攻撃を展開。いかに強力なFWにパスを届けられるか考えられた攻撃だった。

一方の守備は4-3-3でDFに対しての同数を作り出すとともに、アンカーを消しながらの前線からのプレスに成功。ライプツィヒに思ったように攻撃させなかった。

攻撃編

PSGの攻撃の特徴は前線にボールを配給するためのポジショニングであった。

vsライプツィヒ戦では、中盤が2人がサポートに入ることで相手はそこにプレスをかけるしかなく。FW勢の前にスペースを作り出していた。

加えて、左でパスが入らなければ右に展開。この時右は左のMFと違いDF -MF間に潜ったポジショニングしている。

一番印象的だったのは、この左右で異なるMFのポジショニング

あと印象的だったのは、前プレに対するムバッペの背後の動きだし。前線からプレスに来た相手に対して積極的に背後を狙っていた印象だった。



世界でも屈指のスピードを持つムバッペに対応するのは簡単ではないため、相手からしたら嫌な動きだしである。

攻撃に関しては非常にバランスの取れた印象、足元+背後どちらでも戦える戦術と個人能力を持った攻撃だと分析できる。

守備編

PSGの守備の仕方は4-3-3ではありがちの方法であった。

相手の3バックに対して3人のFWをぶつける&アンカーを消すことでの数的不利無効化である。

この守備方法はライプツィヒに対してはうまくハマった印象であった。

理由は相手が3バックを採用したビルドアップだったから、これによってほぼマンツーマンのような盤面を作れたのが大きいと思う。



加えて背後の対応も(2ndの対応)よくできていて、足元+背後で相手に攻撃させる猶予を与えていなかった

仮にこれがライプツィヒを分析した守備陣系だったとしたら、完璧な方法だったと思う。

パリサンジェルマンvsライプツィヒ マッチレビュー PSGについて詳しく書いてます

バイエルンまとめ

フォーメーション

準決勝のリヨン戦では4-4-2を採用。バイエルンは圧倒的トランジションを兼ねつつ固定したポジションがない攻撃が印象的だった。

PSG同様にいる選手をどう活かすか考えられているか考えられていた攻撃だったと思う。特に4-4-2という陣形ながら4-4-2ぽくないのが印象的だった。

守備に関しては4-2-3-1でリヨンの3-1-4-2に対応した印象であった。

攻撃編

バイエルン攻撃で注目したい攻撃のポイントは、、、

  • 中盤のアンカー的サポート
  • FWとSHのポジションを無視した攻撃への関係づくり

大きく注目するのはこの2つだと思います。

中盤のアンカー的サポート

まず最初の注目点の1つは4-4-2のセンターにいるMFの攻撃の関わり方についてです。

vsリヨン戦ではリヨンが5-3-2の守備陣系だったのでCB2人に対してFWが2人という状況であった。

同数だとプレッシャーがかかるので、ボール保持するのが難しくなる。そのためMFのサポートが必要となる。

バイエルンのサポートは2人がサポートに入るのではなく、MFの1人がサポートに入る形だった。

こうやってDFラインのボール保持に安定感をもたらしていた。リヨン自体もそこまで前線からプレッシャーにくるわけではないので

バイエルンがビルドアップにボール保持に苦戦していた感じではないがこの関係でより後ろに安定感を出していた。

FWとSHのポジションを無視した攻撃への関係づくり

バイエルンの攻撃を理解するもう1つポイントは、FWとSHの攻撃関係です。

MFの1人がDFのサポートに入ることでMFが1人いなくなるわけですが、バイエルンにはそこを補うことが可能でした。



それがFWとSHの関係です。

要約するとFWはSHであり、SHはFWであり、FWとSHはMFでもある。みたいな感じです 笑 

まずはSHがMF化した状況について説明します。

ビルドアップの最初の立ち位置はこんな感じ!

ここからSHはうちにポジショニングします。

内にポジショニングすることでMFが減った分を補うことができます。

こうやって越えることもできます。

しかし、これではSHがいなくなってしまってサイドに起点を作ることができません。そのために必要なのがFWの動きです。

例えばCBからSBにパスをして相手のWBが前に出てきたらサイドに流れる。

この動きによって、相手のWBが前に出にくくなったりSHがいなくなった分を補える。加えてこれを同時にやられると対応するのが難しいので

より攻撃しやすい状況を作り出していました。



次はFWをMF化した状況です。

FWをMF化するために必要なのはいなくなるFWの代役を立てることです。その代役がSHです。SHをうちにポジショニングさせることでこれを可能にしました。

役割はさっき説明したSHをうちに取らせた状況と同じです。

この場面で落ちるのは基本1人、これがSHを内にいれる状況と異なる+FWが1人余るのでFWがサイドに流れる状況をさらに作り出せる。

この動きでWBが出れない、出てきてもサイドを起点にできる状況を作れる。

これがFWをMFかする方法。



2つのパターンを説明しましたが、これによて何が起きるのかというと相手が動きを予測しにくいので対応するのが難しいということです。

しかも、バイエルンはこの関係性を作るのがものすごく速い。味方同士が邪魔しないし、関係を作るのが速いので相手が対応する時間を与えていない印象でした。



2FWに対して3バック化する場面も少なくありませんでしたが、注目したいのはこの攻撃だと思います。

これがバイエルンの攻撃の特徴だと思います。

守備編

バイエルンは守備時は4-2-3-1を採用していた。

これの意図してはリヨンの3-4-3の攻撃に対応しやすくするためだと考えられる。

バイエルの意図は↓↓↓↓↓

  • SHは中間ポジションで前に圧をかける
  • FWはアンカー消しつつプレス、仮に消せなかったらもう1人が捕まえる
  • トップ下は状況によって捕まえる選手を変える
  • MFは中盤の2人をマンツーで捕まえる

このようにリヨンをはめていた印象だった。



4-2-3-1はろんな陣形に対応しやすいフォーメーションになっている。中盤に数的優位を作り出したいリヨンであったが、それをさせないバイエルンが守備でも優勢だったと思う。

もう1つバイエルンで気にしたいのは、トランジション(切り替え)が速いところ。CLを見ている中で僕の中では一番それが速い印象だった。

攻撃だけでも素晴らしいクオリティだが、それだけに奢らず守備への意識も高い点も注目点だと思った。

CLを制するのはどちらか??(戦術的予想)

僕がお互いの準決勝の見て優勝を予想するとしたら、、、、

バイエルンが優勝すると思う。理由は、、、、、

  • フォーメーション関係がバイエルンのが有利
  • バイエルンの攻撃に対応するのが難しい
  • 攻守両方のスピード感がバイエルンの方が速い

僕がバイエルンだと思う理由はこの3つ

お互いのフォーメーションの関係性

まず僕が一番に差が出ると考えるのはこの点が大きい。

仮にお互いが準決勝と同様の陣形できた場合、、、、

このような位置関係になる。この状況で最初に考えたいのはバイエルンCBに対するプレッシャー

2CBに対して3FWは人数的には優勢にはなってるが意外と3バックでビルドアップするより2CBの方が安定する。

理由は、斜めのパスコースができるから

CBに逃げ場を作りやすい。加えてバイエルンの攻撃のところで説明したようにSHやFWがパスコースに常に入るので

PSGのプレスに対して優位を取れると考えるから、ボールが奪えないとなればPSGはリトリートしなければならなく、さらにバイエルンが優位になると考える。

逆にPSGがビルドアップする場合4-3-3vs4-2-3-1のマッチになる。

立ち位置関係はこんな感じになる。この形で布陣するとPSGは難しいと思う↓↓↓↓↓↓

バイエルンの各ポジションが牽制できるからと考える。vsライプツィヒ のようにアンカーが1人しかいなければ逆に展開するなどして、突破の確率が上がると思うが

4-2-3-1の場合DF前のスペースを2人いるのでスライドが間に合ってしまう。

加えて、FWがMFのパスコースを消せればさらに中盤に余裕ができると考える↓↓↓↓↓↓

このようにお互いの攻撃と守備関係を見てみると、陣形的にはバイエルンが有利かなと考えました。

バイエルンの攻撃に対応するのが難しい

お互いの攻守の兼ね合いについて説明しましたが、バイエルンとPSGの攻撃について考えてみるとバイエルンの方が対応するのが難しいということが考えられます。

PSGの場合、前線のネイマール、ムバッペなどにボールを供給したいと考えています。逆に言えば前線の選手にボールを入れさせないように対応できるということです。



PSGの目標が分かっているので対応しやすいということになります。

一方のバイエルンは、目標という目標がありません。その瞬間の一番ベストの選手がキーとなり得るということです。



つまり、誰が目標なのかわからないのです。それだけ対応するのが難しくなります。

そういった意味でも誰でも攻撃の起点になるバイエルンの方が有利かなと考えました。

攻守両方のスピード感がバイエルンの方が速い

CLを通して、攻守においてスピード感があると感じたのはバイエルンでした。

守備で言うスピードというのは切り替えやプレスのスピードなど分かりやすいと思います。攻撃のスピードというのは、攻めなければいけないとこを的確に攻めるということです。



例えば、背後が空いたのに対してラン&パスのタイミングがベスト。空いたスペースへの受け手のポジショニング&パスのタイミングがベスト

状況にあったプレーへの選択がものすごく速かった印象です。相手の隙を逃さないとイメージでいいと思います。

この攻守においてのスピード感が圧倒的に速いなと思いました。この3つの要素が僕がバイエルンが勝つと考えた理由です。

まとめ

CL決勝、リーグアン王者パリサンジェルマンvsブンデスリーガ王者バイエルンの注目の一戦。

正直お互いがこの短いスパンで相手を分析し、どんな変更を見せてくるのかは分かりません。しかし確実にどこかは修正して対応してくると思います。



戦術の殴り合い、どちらが勝つのか非常に楽しみではあります。

皆さんはどちらが優勝すると思いますか?ぜひ、皆さんの意見も聞きたいところです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!ぜひ、コメントやSNSのフォロー&シェアお願いします!!!!

(ボタンを押して)記事をシェアする!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です