こんにちは!タクサカをいつもご覧いただきありがとうございます。
最近はマッチレビューばかり書いていたので、それ以外のことはほとんどかけていませんでした。なので久しぶりに僕の実体験について書きたいと思います。
今回の話は僕が初めてチームを持った時の話です。指導者の方なら誰もが経験するチーム一年目の内容になります。
僕はチームを初めて持った時、シーズンの途中からスタートすると言う状況でした。
この時まさかシーズンの途中でチームを持つことは想定していませんでしたが、自分の中では自信がないわけではありませんでした。(学生コーチの経験があったので)
いきなりのチーム管理&自信はなくはなかった!これが僕の最初のスタートの状況です。
最初に考えたこと・・・・
新しくチームを持ったわけですが、半分はそのチームのアシスタントコーチとしてそのチームをみていたので自分の中で最初にどこを修正しようかは考えていました。
最初に修正しようと考えたのはインテンシティ(強度)の改善です。
サッカーの試合は90分ほとんど休みなく試合を行います。そのため、90分間戦えるだけのスタミナ&運動強度が足りないと思っていました。
どんな戦術や分析があろうと体がなければ全く意味ないと考えていたのもあります。そのため最初にここを改善しようと思いました。
しかし、これを改善するのは物凄く難しいです。
理由は強度というものが目に見えないものだからです。これに関しては感覚でしか説明できないので指導者と選手とで基準の差が生まれます。
僕が持っている強度の基準と選手が持っている基準とで差が大きくありました。
そのため、これを修正するのに結構時間がかかりました。あるいは最後まで改善できていなかったと僕自身は思っています。
これに関しては僕の指導力不足が原因です。指導者と選手の基準の差がなければないほど良いものです。その差を中々埋めれなかったのは確実に僕自身に原因があったと思います。
それでも、選手が頑張ってくれて徐々にですが改善は見られつつあったのは良かったと思います。
これが僕が最初に改善しようた点です。
理想はあくまでも理想・・・・
次に修正しなければならないことを考えた僕は大きなミスをしてしまいました。
それは、修正する順番のミスです。
これによって、チームを立て直すのに大きく時間をロスしてしまいました。具体的に何を間違えたのかというと、、、、
守備の基本を修正する前に守備の戦術を与えてしまった。
ここでいう、守備の基本は【守備のバランス(守備のスタートポジション)】守備戦術【バランスを曖昧に設定した前線プレス】です。
これが僕がやってしまったミスです。一見すると順番間違えてもさほど影響はなさそうじゃないですか??守備の基本はすぐに修正できそうですよね??
しかし、順番を間違えるとちょっと難しくなってしまうのです。
僕がチームに落とし込もうとた戦術はサイドハーフに中間ポジションを取らせたプレッシングです。最初から守備のバランスが崩れたチームにバランスの崩れたプレッシングを教えるということは
バランスの崩れ+バランスの崩れ=大穴だらけ
ということに陥りました。
さすがにすぐこの問題点に気づき、基本に立ち返るために守備のバランスを修正するわけですが一旦落とし込もうした守備戦術をストップするわけなので
なんとも中途半端になってしまいます。選手からしても、バランスを崩した守備の話をしていたのにまずはセットしてバランスを意識しろって言われても混乱しますよね。
なので守備のバランスを修正するのにも時間がかかりました。
多分多くの指導者の方が自分の好きな陣形や戦術を持っていると思います。けど最初から自分の理想を詰め込もうとすると中々上手くいきません。
大切なのは、理想よりも今の現状を冷静に判断することだと思います。
僕の場合、守備よりも攻撃(ビルドアップ)の方が好きですが、そこに持っていくほど時間がありませんでした。
ほとんどの時間を守備にかけたので仕方がありません。しかし、守備の基本が修正されていくにつれて先に教えた守備戦術が噛み合う場面もあったのである程度は修正できたのかなと思いました。
理想の実現には時間が必要・・・・
何も理想を持つな!ということではありません。
自分が展開したいサッカー観を持つことは必要だと思うからです。
それがなければ、チームをどうやってビルディングするかイメージすることができないからです。ただし。それには時間がかかるということを理解しなければなりません。
最初から上手くいかないから辞めるのではなく根気よく付き合うことが必要だと思います。
世界最高峰のペップ でさえ、マンCでの1年目は結果を残すことができませんでした。世界のトップレベルでもそのような状況なので
アマチュアで時間がかかるのは当然です。焦らずに取り組むことが1番の近道だと思います。
僕が好きな監督の1人サッリ監督はこの間ユヴェントスを解任されてしまいました。サッリボールを実現させるために時間がかかるのはわかります。
しかし、1年という期間でそれを見出すことができず解任されてしまうのがプロの世界の厳しさだと感じました。
ユヴェントスOBが「もっとクラブが時間をあげるべきだった」という意見もありましたがそこが結果と時間の難しい点だと思います。
どこ探しても短い時間の中で結果を出すような監督はいないと思うので僕自身もそうは思いますが、それがプロの現実なんだということを理解しなければなりませんね、、、、
この記事で伝えたいこと・・・・
久しぶりにマッチレビューではない記事を書いてみました。
正直、まだ実績もない経験値も足りない僕の話が役に立つかはわかりません。しかし、誰か1人でも参考になれば良いなという気持ちで書いています。
おそらく、同じようなことを経験したことやもしかしたらこれから経験することがあるかも知れません。
そんな時にこんな記事あったな〜くらいに思い出してください 笑
少しでもお役に立てたなら幸いです!
最後まで読んでいただきありがとうございます。ぜひ、コメントやSNSのフォロー&シェアをお願いします!
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