こんにちは!タクサカまで足を運んでいただきありがとうございます。
日本は現在off seasonなので様々な移籍があったり、監督の交代など新シーズンに向けて各チームが動きつつあります。来年も各チームの活躍に期待したいところです。
さて、今回のテーマは、、、、、
ボールの受け方がもたらす攻撃への影響(SH編)
です!
これまで、チームに関するビルドアップについて多く書いてきたのですが、ポジション事には書いてなかったので書いてみようと思いました。今回紹介するのはSH(サイドハーフ)に関するボールの受け方です。
SHは非常に運動量が求められるポジションであり、攻守ともに高い能力が必要になります。
僕自身も選手時代はSHとしてプレーしてました。当時は攻撃は苦手だったので守備面で活躍してましたね 笑
選手時代の時は考えもしなかったのですが、指導者になってからボールの受け方が非常に重要だと気づきました。ちょっとした受け方の違いなのですが、それがもたらすチームとしての攻撃は大きく変わるなと感じています。
さて実際に図を用いて紹介したいと思います。
状況としては、SHが内側のポジション取るのに対しSBが外側のポジションをとっている場面です。
場面としてはこんな感じです。分かりやすうように逆サイドは外してあります。この状況からCBからSBにパスをします。
そうすると状況にもよるのですが、今回は相手のSBがボールに対して対応してきたとします。
これと同時に相手のCBはSBのカバーに入るためにボール側にスライドします。
ここからがポイント!!
この瞬間のSHのボールの受け方が今回のポイントになります。よくやりがちなボールの受け方は、、、、
図のようにボールに対して向かっていくようなボールの受け方です。なぜこれが良くないのかというと、理由はDFがパスコースを防ぐだけでスペースも同時に守れてしまうからです。
向かっていきながらボールを受けようとすると相手DFも対応して同じようにボールに向かって対応します。
見てわかるように、この受け方だとパサーの選択肢がSHへの足元しかないことがわかります。仮にSHがボールを受けたとしても後ろ向きで相手を背負っている状態なので攻撃を成り立たせるのは難しくなります。
では、どうすればこの状況を優位にできるか?受け方を変えればいいのです。
ボールホルダーに対して向かっていくのではなく、平行に動けばいいのです。
このようにSBと並ぶように受けようとすればいいのです。これにより起こる現象は、、、
①CBが食いつき背後へのスペースが作り出される
②CBがスペースを気にして前に出てこれない状況が作り出される
以上の2点が考えられます。
①について、このSHの動きに対しCBがボールに対応するには自然と前に出る必要があります。
前に出てくるということは、その背後にスペースができます。反対のサイドを省いているので特に危険な感じはしませんが、実際に反対のサイドをつけてみると、、、
見てわかるようにDFラインに段差ができてしまい、攻撃にとっては絶好の攻撃ポイントが作り出されます。
そのためSBに2つの選択肢をもたらすことができるのです。
仮にFWがいるとすれば背後を狙うことが可能になります。
②に関しては、①とは逆のことです。
DFは感覚的に背後取られのを嫌がります。背後を取られるということは失点につながる可能性が増えるからです。そのため平行に落ちたSHに対し、プレスにいくことができずSHにフリーな状況をもたらすことができます。
2つの動きはほんの些細な動き方の違いです。しかし、動き方の違いでチームにもたらす影響は大きく異なります。僕はこの些細な動き方にも拘ります。
なぜなら、この動き方1つにしても得点に繋がるかどうかに大きく作用するからです。もちろんケースバイケースな部分は多いですが、割と試合中に見かけることも多いので今回紹介しました。
自分が受けるためではなく、周りにスペースを与えるのもSHとしては大きな役割になります。
今回はSHの1つの動きを紹介しましたが、他のポジションでも有効な受け方は多くあるので、時間があれば違うポジションでも紹介できればと思います!!
また、「ここのポジションはどうなの?」などがあればコメントなどしてもらえれば、書いてみたいと思います。
是寺、コメントやSNSなどのフォローお願いします!
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