こんにちは!タクサカに来ていただきありがとうございます。
久しぶりの更新になってしまいました・・・新しくYouTubeを始めたのでそっちに時間を使っているので中々ブログまで手が回りませんでした。
YouTubeを初めて大体2ヶ月が経ちました。やりがいを感じつつ、話すことの難しさや編集の大変さを実感している日々です。
けれど、ブログとは違って口頭で説明することができるので戦術的説明は非常にしやすいと感じています。
ブログの良い面、YouTubeの良い面それぞれにいいところがあるなと感じています。
さて、今回は久しぶりにブログでの戦術分析なのですが
今回はチェルシーについて解説していきたいと思います。チェルシーにした理由は最近ランパード監督が解任されて新しくトゥヘル監督が就任したためです。
トゥヘル監督はPSGでCL決勝まで行ったりするのど、監督としてはトップレベルです。
しかし、僕自身トゥヘル監督が展開するサッカーに関してよく知らないので監督が変わったことを機にチェルシーを分析しようと思いました。
試合の印象としては、相手がウルブズなこともありチェルシーがボールを多く保持する展開でした。ウルブズはブロック守備からの攻撃が非常に強力なので
その辺りは予想通りでした。
しかし、今回のチェルシーはフォーメーションがあまり見ない形だったり、中盤での数的優位の作り方が良かったのでその点も触れながら今回は書いていこうと思います!
フォーメーション
フォーメーションは上図のようになっていました。
チェルシーが5-2-4-1に対してウルブズは5-2-3で対峙する形になっていました。
まず両チームあまり見ないような陣形ではありましたが、特にチェルシーに関して言えばこの形は今まで僕は見たことがありませんでした。
そのような点でも興味深いものがありました。
チェルシーの陣形の意図について書いておくと【ビルドアップの安定性&中盤での数的優位】この二つの部分を充実させた形だと思いました。
フォーメーションからもわかるようにDFラインを減らし、FWも1人にすることで中盤での厚みを持たせていることがわかります。
まずはこれが今回のチェルシーの特徴だと思いました。
フォーメーションのシステムを読み解く
4-1-4-1から負担が分散した中盤2人システム
チェルシーに関して4-1-4-1を展開することはよく見ることはありました。その時攻撃的な面で言えばジョルジーニョ選手が一番能力がありました。
一方で守備の面で言えばジョルジーニョ選手はプレミアリーグでは中々難しいという印象があります。
反対に守備といえばカンテ選手を起用した場合、攻撃的な部分で物足りなさを感じてしまうことが多くありました。
しかし、4-1-4-1を展開する上でアンカーは1人しか置けないので攻撃と守備のどちらかを捨てなければいけない状況が起きていたと個人的には感じていました。
まず、その部分において中盤を2人にすることで攻撃と守備の負担が分散されたように思いました。
3バックと中盤2人の関係性メリット
次に3バックと中盤2人のメリットに関しても理解する必要があります。
3バックは相手の守備に関して優位性を作りやすいと個人的には感じています。理由は基本的にプレッシャーにくる前線の選手は2人か3人になります。
2人の場合、DFとFWで3v2の数的優位ができているのでパスやドリブルで超えることができます。
しかし、今回のようにFWが3人の場合同数でプレッシャーを受けてしまいます。この時に機能するのが中盤の2人になります。
上図のように、FW3人に対して図のように斜めのパスコースを作ることができます。これによって3人からのプレッシャーを回避することができます。
この時に中盤は1人でもなく3人でもない方がいいと考えています。なぜなら、斜めのパスコースを作る上で2人が一番作りやすいからです。
1人だとパスコースが少ない、3人だとパスコースが無駄に消えてしまう可能性があるからです。(動きの関係性によって誤差はある)
2人にすることで無駄なく優位を作ることができるということです。
相手のFWが2人の場合、斜めのパスコースを作りにくいですが図のように中盤を捕まえてくれば3っバックに余裕ができるので安定してボールを動かすことができます。
反対に中盤を捨ててプレスに来れば2人のうちどちらかがフリーになるのでそこを起点にすることができるので2人がベストだと考えています。
これが3バックと中盤を2人にすることのメリットだと思っています。
ビルドアップのシステム
今度はチェルシーのビルドアップのシステムについて解説します。
この試合のビルドアップは中盤での優位性がポイントになると考えています。まず、ウルブズとのポジション関係を理解しましょう。
ビルドアップの立ち位置関係は上図のようになります。
状況によっては中盤の1人がビルドアップのサポートに入るような場面もありました。
この状況でのポイントはウルブズに対して中盤で4v2の状況を作り出しているということです。
これによってウルブズの中盤は対応することが難しくなっていました。
例えば、ウルブズの中盤がシャドウを捨てて前に出た場合、シャドウがフリーになってしまいます。
反対にシャドウを完全に捕まえてしまうとFWを簡単に越えられてしまうという状況が起きます。
どう頑張っても中盤の不利さを守りにくいという状況が起きていました。
さらにチェルシーが良かったのが、中盤が同サイドで攻撃を展開していた点です。
これによって1人の選手に対して、圧倒的数的優位を作り出していました。流石にこれに対応することは無理だというような状況を作られていました。
このような数的優位の作り方がこの試合では多く見られたと思いました。
適応力と経験値で守るウルブズ
経験値で守るウルブズ
この試合のボール支配率のスタッツは79%-21%という状況でした。
データから見てもわかるようにチェルシーがほとんどボールを保持していたことがわかります。しかし、この試合をドロー決着となりました。
それはなぜなのか?僕なりに考えてみました。
まず、ウルブズはブロック守備に関しては大きな経験値があることが考えられます。ウルブズの戦い方はブロックからのカウンターが特徴でもあります。
そのため、個人で突破できるような選手が前線には多くいます。
ブロック守備を用いることが多いのでそれだけ押し込まれることには慣れていたのだと考えます。なのでフルタイムを通して
完全に中盤を突破されるような状況は多くなかったと思いました。
パスを通されても、サイドにパスを出させるように対応していたように見えました。あれだけの数的不利を作られながら、サイドにパスをさせるようにしていた
ウルブズの中盤は凄まじいと感じました。
修正と適応力で守るウルブズ
おそらく、試合の中でチェルシーの数的優位に苦しんだことは間違いないと思います。
そのためずっと5-2-3で対応することは難しいと思ったのだと思いました。なので試合の状況状況で5-4-1に変更するような場面も見えました。
5-4-1にすることで、中盤への人数を増やすことでチェルシーに対応しようとしていました。
また、中盤が4人になることでほとんど中盤のスペースを消すことができるので5-2-3よりは対応しやすくなっていたように思いました。
この陣形変更の判断も素晴らしく早いように感じました。
あと、ずっと5-4-1にするのではなく状況によっては5-3-2に戻したり攻撃の面を考えていたのはすごいと思いました。
試合中に陣形を変えることは簡単なことではないのでその決断とすぐに対応できるあたりはさすがウルブズでした。
まとめ
新監督一発目の試合だったチェルシー。前とは大きく変わったスタイルだったので今後に注目したいところです。
この試合で感じたのは、Aゾーン攻略をどうするか?を感じました。ビルドアップでAゾーンまでは持ってはいけそうな感じではありましたが
そこからどうやってゴールに迫るのかが課題だと思いました。
この試合ではFWジルー選手を置いていたのは非常にいいなと思いました。ジルー選手は得点力がすごい選手ではありませんが、それを補うポストプレー能力があります。
引いた相手に対してポストプレーは地味ながら非常に重要になります。
しかし、得点しないと試合には勝てないので、ここからどうやって得点に繋げるのかに個人的には注目したいと思いました。
でも確実に面白さしかないのでまたブログやYouTubeの方で紹介していければと思いました!
ぜひ、コメントなどお待ちしています!
YouTubeでプレミア解説もしてるので良かったら見てね!!!!
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