こんにちは!ブログを見ていただき、ありがとうございます!
今回は、僕がサッカーの練習メニューを考えるときに意識していることについて書いていきたいと思います。現在、僕は自分のチームを持っていません。監督という立場のアシスタントという形で指導に関わっています。
そのため、毎日練習をするわけではなく、練習メニューを考えるのは都合が合わなくて他のチームを代理で見るというのが週1、2回あるかないかぐらいの程度です!
いつも見ていないチームを代理で練習するということは、僕はとても難しいと感じています。
何故なら、チームによって求めている理想のチーム像があり、それは監督の意志が大きく影響しています。そこに自分の色を出しすぎると選手が混乱してしまう場合があると思うからです。
なので、自分の色は出しすぎず、チームの考えを邪魔しないように意識して練習メニューを考えています!
本題に入ります。僕は練習を考えるときに意識しているのはスペースを理解させるということです!
これについては、こちらの記事で詳しく書いているので、読んでみてください!https://takusaka.com/soccer-attack/
これは自分のサッカー観が影響していますが、スペース理解はチームがどんな攻撃、守備を展開したとしても、様々な状況に利用できるものだからです。そうすれば、各チームが持つチームの色を邪魔せずに練習することができると僕は考えています。
では、実際に行った練習メニューを紹介したいと思います。まずw-upの後に僕は必ず4v1 or 4v2のボール回しを入れます!
4v2 ロンド形式
多くのチームがボール回しを行ったことがあると思いますが、僕はこの練習がスペース理解することの基礎として重要だと考えています。
例えば図1のような場面があるとします
自然とボールホルダーにはプレッシャーに行くので、この瞬間、図のように持っていきたいポイントが存在します。
このポイントに持っていくことができれば自然とボールは回ります!
おそらく、多くの選手は無意識的にボールを動かして、攻めるべきポイントにボールを持っていっています。なんとなく行ってもプレーが成立する場面が多いです。
では一回攻めるべきポイントに持っていくと、また攻めるべきポイントが変わります!
このプレーの連続がボール回しの原理だと僕は考えています。しかし、練習を見ていてもなんとなくプレーしている選手が多いと感じています。
そのため僕はいつもこのことを意識させるようにコーチングをしています!
5〜6mで行うのでより早い判断や技術を必要とするのでその面でも能力アップにつながると思い、必ずボール回しを入れるようにしています。
4v4+3F 攻撃方向指定型 ポゼッション
メニュー2は4v4+3Fです!
この練習はペップが練習メニューとして行っているのを、そのまま行いました。
この練習メニューが物凄く良くできています!まあ、世界で活躍している監督なので当然ですが 笑
配置的には上図のようになります!
サイズは縦9〜10m 横16m程度です。
ルール
外にいる赤が攻撃、黒が守備、緑がフリーマンです。攻撃とフリーマンでポゼッションしながら、ボールを展開します。
練習の考え方はボール回しの時と同じです。ですが人数も増え、連携やより正確な技術が必要となります。
例えば、
前線のDFは基本的にはボールホルダーに対して中央は閉めます。何故なら中央を通されると、簡単に置き去りにされてしまうからです。下図のようになってしまいます。
では、攻撃の成功例は、
このようにボールを運ぶことができればポゼッションは成り立ちます。
この練習では攻撃の人数が多いので、必ず攻めるべきポイントが出現します!それがこの練習のいいところです、絶え間なく攻撃のイメージを持たなくてはいけないからです。
ピッチサイズも人数に対してはかなり狭く作ってあるので、攻撃人数が多くて最初はなかなか、ボールを保持することが難しいです。しかし、この練習を続けることでより早く攻撃するイメージを考えられるようになります。
注意して欲しい点があるのですが、この練習にも一つ補ないものがあります。それは、背後へのロングボールを意識しにくい点です。ピッチサイズが狭いので、ロングボールを用いることができません。
試合では、最終的に崩したいのはDFラインになります。そのため注意しないと足元ばかりのプレーが多くなり、ゴールを目指しにくくなります。なので、この次の練習で広いスペースを用いて、背後へのイメージを伝えることが必要となります。それは試合形式の練習でも大丈夫だと思います!
最後におまけなんですが、今回二つの練習メニューを紹介しましたが、この2つは似ているようで少し違います。
基本的にボール回しのように正方形で行うポゼッションには攻撃方向がないため、より早い判断が必要となります!一方で、4v4+3Fのように攻撃方向が存在する練習ではより試合に近い感覚を養うことができると考えています。
この二つの練習を使い分けることで、様々な状況に対応する力がつくと思いので、ぜひ、様々な練習を考えてみてください。
今回の記事はどうだったでしょうか?
この考え方はあくまでも、僕が現在置かれている状況において有効な練習の考え方になります。サッカーには運動量や切り替え、判断、技術など多くの身体的要素を必要とするスポーツです。
今、自分のチームには何が必要で、何をすべきかを見極め練習することが一番重要です。今回は割と攻撃寄りの練習のイメージです。しかし働きかけによっては、4v4+3Fでも守備的練習に持っていくことができます。
それは各自の工夫になるので、色々試してみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。何か気になることや質問があれば、気軽にコメントお願いします!!
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