こんにちは!タクサカに来ていただきありがとうございます。
今回はサッカー戦術・指導ということでコーチングについて書いていきたいと思います。コーチングとは簡単にいうと指導すること、指示することというようなイメージで大丈夫です。
その中でも今回は試合中にフォーカスして書いていきたいと思います。
場面で異なるコーチングの違い・・・・
サッカーを教える場合コーチングする場面と言ったら、、、
- 練習中
- 試合中
この2つの場面を想像できます。さて、ここで考えて欲しいのが「練習と試合で同じコーチングをしていないか?」ということです。
結構ありがちなのが、練習中のようなコーチングを試合中にしてしまうことです。正直練習中と同じようなコーチングは試合では全く通用しないと考えています。
理由は、、、、まず試合中は練習中よりも時間的にも選手的にも余裕がないという点です。
例えば、試合中に今起きたことについてコーチングしたとしても既にそのプレー自体は終わっているので全く意味がありません。
よくあるのが「プレーのミスを指摘すること」これをコーチングと言えるのかと言われれば怪しいですが、結構しがちなコーチングな印象はあります。
果たしてこのコーチングは試合にとって良い影響を与えるかを考えれば試合の流れ的にも選手的にも効果はないと思います。
仮にこれが練習中であれば、フリーズしてそのプレーのミスについて議論する時間はあると思います。しかし、試合中にそのような時間があるのかと考えるとないと思います。
そのため、試合中と練習中で求められるコーチングは異なってくることを理解しなければなりません。
じゃあ試合中に必要なコーチングはなんなの??
試合中に必要なコーチングはズバリ、、、「即効性のある戦術的コーチング」です。
どういうことかと言うと、簡単に言えばチームとしてすぐにでも改善できるようなコーチングをすると言うことです。
先ほど説明したように試合中は常に状況が変わるのでプレーについて議論している時間はありません。そのため、あまり時間が関係していないプレーについてコーチングする必要があります。
戦術的コーチングはあまり時間が関係ありません。なぜなら、ある程度相手の戦術は固定化されパターンがあるからです。
そのため、戦術的コーチングは試合中において非常に重要となります。ちょっと言葉ではわかりにくいと思うので実際にありそうな状況を想定してみましょう。
状況①プレスの掛け方に戦術的コーチングを与える

- まず最初の状況は相手の起点に対するプレスのコーチングです。
- ・状況は黒が的チーム(4-4-2)自チームオレンジ(4-1-4-1)としています。
- ・黒にボールを保持されていて、黒はビルドアップに安定感を出すためにMFを入れて3バック化している状況です。
自チームは中々プレスをかけられず、相手に押し込まれています。この状況を打開するためにプレスで圧をかけたいところです。
この時に考えたいのは相手の状況です。
相手は4-4-2という陣形の中で3バック化しています。となると自チームに余裕があるところは、、、、

中盤で2人自チーム余裕ができていることがわかります。
つまり、中盤の人数を1人減らしても2人は残ることになるのでプレスに参加させても大丈夫だと考えます。

どちらがプレスに行くのかは相手がどっちにボールを動かすのかで判断すれば良いと思います。これで自然とプレスがかかるので相手の優位性を消すことが可能になります。
この時にするコーチングは「シャドウのどちらかプレスに出て良いぞ」で十分伝わると思います。仮に伝わらそうならプレーが途切れたタイミング(スローインやファールなど)に伝えても問題ないと思います。
状況②攻撃変更を伝えるコーチング

- 次は攻撃についてのコーチングです。
- 状況は黒の敵チームが深くリトリートしていて、自チームのオレンジが攻撃する手段を見いだせていないという状況です。
今では自陣深く守備を敷いて守ってくるチームは少なくありません。
リトリートは相手の攻撃がうまくなければ非常にエネルギーを使わずに守ることが可能です。特にビルドアップができないようなチームにはものすごく有効となります。
理由は勝手に攻め間違えてくれるから、ボールを奪いやすくそこから攻撃に繋げやすくなるからです。
そのため、攻撃側はリトリートに対しての攻撃の仕方を考えなければなりません。
仮に今回設定した状況のようにただボールを繋ぐだけのようになった場合早急に改善しなければなりません。
僕がそのような状況で出すコーチングは時チームのCBに対して「GKとCBの間にロングフィードを落とせ」というようにコーチングをします。

その意図としては相手に対して身体的にも陣形的にもダメージを与えたいからです。
GKとCBの間に落とすことでCBが後ろに下がって処理しなければなりません。処理するとういことは身体的にダメージを与えられます。
加えて相手の陣形が後ろに下がるので2ndを拾いやすくなり2時攻撃につなげる可能性が出てくるためです。


そのため、このようなコーチングをします。
試合中にポゼッションを上手くなれと言ってもそんなことは不可能です。
ケースバイケースですが、相手と自分のチームの状況では有効です。この状況は僕の経験談で対戦相手が社会人であったので見事にはまりました。
まとめ
今回は試合中におけるコーチングについて書いてみました。
意外とその場まかせのコーチングをしてしまいがちですが、試合中のコーチングは非常に重要です。
流れや展開を左右します。もちろんコーチングする上で相手を正しく分析する必要もあります。しっかりと相手を分析した上で
今自チームに何が必要で何ができるのかを冷静に考えてみてください。
今回紹介したコーチングは意識すれば結構変わるものなのでぜひ実践してもらえればと思います。
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